お疲れ様です。福岡留萌です。
今年も残すところ、はや数日となってしまいました。
最近のワイドショーなどでは、「今年の出来事を振り返る」的なコーナーがよく組まれていますが、それを観ていると、「あれってそんな前のことだっけ!?」なんて驚くことも多く、改めて月日が経つ速さを実感しています。
私はといえば、相変わらず薬による治療を続けながら、のんびりとした日々を過ごしています。というか、ようやく「のんびり過ごせるようになった」と言ったほうが正しいのかもしれません。
先日、ある友人と話をする機会がありました。
その友人は短大の同期で、卒業後はそれぞれ違う道へ進んだものの、その後偶然にも私と同じく現在の勤務先へ中途入社し、さらにこれまた偶然、同じ駅に配属された、不思議な縁のある人物です。
そんな彼と、久しぶりに二人で会うことになりました。
映画を見た後、昼食のためにファミレスに入ったのですが、そこで私は尋ねました。
「駅はどんな感じですか?」、と。
もうすぐ、年末年始輸送が始まります。駅が一番忙しくなる時期です。そんななかで欠員が出てしまったため、業務に支障が出ているのではないか。そんな心配が、常に自分の中にありました。
すると、友人は答えました。
「いやぁ……。別に、なにも変わらないですよ。いつもどおりです」、と。
それを聞いた時、それまで自分の中で張り詰めていた何かが、フッと消えてなくなったような気がしたのです。
休職期間に入ってからこれまで、何度か駅に足を運び、助役などの管理者と面会するたびに、「職場はうまく回っているから、心配せずにゆっくり身体を休めなさい」といった言葉をいただいていましたが、それは自分に心配をさせないための気遣いなのではないか、という思いが拭いきれていませんでした。
ですが、自分と同じように現場の第一線で勤務する、気心が知れた友人から出た、「駅はいつもどおりですよ」という言葉は、なぜかすんなりと受け入れることができました。
思い返せば、たしかに自分も、勤務予定だった社員が急病などで勤務できなくなった時に、その代替人員として勤務したことが何度かありました。ですが、そんなことすら、私は思い出すことができなくなっていました。
自分がいなくても、職場は回る。
一見すると、なんだか寂しい言葉のように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、今の自分には、救いの言葉のように感じられます。
今は、自分が抜けた穴を、他の社員が埋めてくれています。
同じように、誰かが勤務を休まなければならないようなことになった時には、自分がその穴を埋めれば良いのです。
ようやく、そんなふうに思えるようになりました。
自分の病状を知った友人たちは、よく遊びに誘ってくれます。前述の友人もそうですが、それ以外にも野球に誘ってもらい、ほどよく汗を流したりしています。
今はまず、体調を以前の状態に戻し、職場復帰することを目指して、のんびり年末年始を過ごしたいと思います。