メンタルが弱~~~い駅員の話

都内某所で働く駅員のブログ

ほんとにあった呪いのビデオ75 感想(ネタバレ注意)

 お疲れ様です。福岡留萌です。

 突然ですが、私は子供の頃から、幽霊や怪談話なんかのいわゆる「オカルト」が大好きです。

 毎週の「恐怖のアンビリバボー」や「USOジャパン」が楽しみでしたね。

 しかし近年、そういったオカルト番組が少なくなったこともあり、最近はもっぱらDVDをレンタルしたり、YouTubeなどの動画サイトで検索することで楽しんでいます。

 

 そうしたホラーDVDのなかでも、近年多数のタイトルが乱立しているのが、いわゆる「動画投稿系」のものです。視聴者から送られてきた心霊映像を……という体のやつですね。

 なかでも私は「ほんとにあった呪いのビデオ」シリーズが好きです。たぶんこのジャンルではもっとも有名なタイトルでしょうし、なんだかんだでハズレも一番少ない気がします。

 

 で、最新作である「ほん呪75」をレンタルしてきたのですが、せっかくブログを作ったのでレビューを載せてみようかと思います。

 

①下見

 アウトドアイベントの下見のためにとある湖を訪れた投稿者。湖畔を歩いていると、湖の方からこちらを呼ぶ声が聞こえ、そちらにカメラを向けると……。

 

 かつてその場所で溺死したと思われる男性の霊が映り込んでいる、というまあありがちといえばありがちな内容。なんかリアル過ぎて逆に怖くないというか……。湖のロケーションはなかなかよかったですけどね!ふつーに行ってみたい場所です。

 

②かいぼり

 偶然立ち寄った公園でおこなわれていた、「かいぼり」の様子を撮影したもの。捕獲された生物が入れられた桶と桶の間に……。

 

 初見ではさっぱりわかりませんでしたが、桶と桶の間に巨大な顔が横たわっています。人の顔、というよりはお面とか壁画に描かれた魔物のような印象を受けました。

 

無人

 酒を飲んだ帰り、最終電車で寝過ごしてしまい、山奥の無人駅に降り立った投稿者。恋人に迎えに来てもらうために駅周辺の様子を撮影していると、近くの踏切に座り込む女性の姿に気がつく。その異様な雰囲気に一度は駅へと引き返す投稿者。その後、恋人の車のクラクションが聞こえた気がして駅を出るも、そこに車の姿はない。やがて歩き出した彼が出会ったものとは……。

 

 首のない女性が暗闇の先から駆けてくるという、あの伝説の動画「疾走!」を彷彿とさせる内容でした。ロケーションも含めてなかなか怖かったです。ちなみに、気になったので動画内に登場する無人駅がどこなのか調べてみたところ、JR青梅線白丸駅みたいですね。

 

GPS機能

 GPS機能を用いたスマホゲームでレアなキャラクターが出現すると某掲示板で噂される廃墟に赴いた投稿者たち。そこで待ち受けていたのはレアキャラクターではなく……。

 

 まちがいなく「ポケモンGO」を意識してますね、これ(笑)。

 廃墟の一室に放置されていたベッドに、半透明な女性の霊が佇んでいるという内容です。ちなみにその後の調査で、掲示板で投稿者が見たという書き込みは何故か削除されていた……というもはやテンプレ感さえ抱いてしまう後日談付きです。

 

⑤シリーズ監視カメラ・厠

 何者かによって公園のトイレの鏡が割られるという被害が多発したため、管理者が取り付けた監視カメラ。そこに映し出されたものとは……。

 

 まず普通に疑問なんですけど、トイレに監視カメラって大丈夫なんですかね?

 まあそれは置いておいて。動画の内容はというと、深夜、一人の男性がトイレを訪れます。それと同時に、開きかけだった個室のドアが勢い良く閉まります。用を足した男性が洗面台で手を洗っていると、画面にノイズが現れ、さらに男性が去った後、鏡にはこちらを向く霊の姿が現れる……というものです。

 ……いや、この男性、動じなさすぎじゃないですか(笑)。自分だったら個室の扉が閉まった段階で間違いなく逃げてしまいますね。

 

⑥母の願い

 今回のメインエピソード。前後編に分かれています。

 公園で遊ぶ娘を母親が撮影した動画。その撮影中に、ブランコに座っていた男性が立ち上がり、投稿者の方に近づくかと思うと、そのまま急に倒れ込みます。その映像内には、「かすみ」「笑って」という謎の声とノイズが……。

 スタッフは倒れた男性、小暮氏を取材するも、なぜその公園に足を運んだのか、自分でもわからないとのこと。しかし彼には心臓移植を受けた過去があり、それ以来、幼い女の子と遊ぶ夢を何度も見ていたことを告白します。

 さらに調査を進めると、小暮氏が投稿者に近づいてくるシーンに一瞬だけ現れる少女が映り込んでいたこと、また同じ映像の中に、動画を撮影する中学生の姿が映っていることが判明。

 その中学生は、動画が撮影された公園の近所に位置する中学校に通っており、学園祭で発表するダンスの練習をビデオに収めていたとのこと。その映像を確認すると、投稿者と小暮氏、そして投稿映像と同じ少女が映り込んでおり、その少女が実在の人物であることが判明します。さらに彼女たちは、「かすみ」という名の少女にも心当たりがあるとのこと。さっそくスタッフはコンタクトをとります。

 少女「かすみ」と共に住む祖母に話を聞くと、「かすみ」の母親は育児ノイローゼにより自殺していたこと、ドナー登録をしていたので、小暮氏に心臓を提供した可能性があることがわかりました。

 かすみの祖母は、娘(かすみの母)が亡くなってからもかすみに会いたがっているように感じるので、小暮氏と面会したいと申し出ますが、かすみの母が小暮氏に心臓を提供した確証がないことなどを理由に、返事を保留にします。

 その後、かすみの祖母が小暮氏にしつこく連絡をしてくるなどのトラブルがあり、一時は小暮氏が製作委員会に殴り込んでくるほどの騒動に発展しますが、さらに後日、今度は小暮氏側からかすみと会いたいと申し出てきます。

 さっそくスタッフは二人が会う機会をセッティングしますが、当日になって突然かすみが「会いたくない」と言い出し、面会の機会は失われます。そのことに落胆、というよりは怒りのような感情を抱いたらしい小暮氏は、スタッフの制止を無視してその場を去りました。

 かすみの家を訪れたスタッフが事情を尋ねると、彼女は誰にも言えなかった秘密を明かします。彼女は母親から日常的に虐待を受けており、母親の自殺というのも、本当の目的はかすみを道連れにした無理心中であったというのです。運良く生き残ったかすみは、母親の影を感じて面会を断ったのかもしれません。

 最後に、中学生のダンス動画にも不可解なノイズを発見したスタッフは、投稿映像内のノイズと重ね合わせてみることに。そして聞こえてきたのは、娘の明るい将来を望む母の優しい思いなどではなく、生き残った娘に対する恨みと呪いの声だったのでした……。

 

 途中までは「まさか感動系か!?」と期待して見ていたものの、最終的には後味の悪さだけが残りました……。エンドロールが先に流れてきたので、もしかすると「警告」が表示されるかなと思いましたが、それはありませんでした。ですが、死んだ母親が娘を呪う生気のない声というのは、聞いていていい気分のするものではありませんね。

 

 といった内容の「ほん呪75」でしたが、ひとつひとつの動画のインパクトが小粒であることは否めません。何日も記憶に残って、思い出すだけで怖くなるようなクオリティではありませんでした。

 スマホゲーとか、臓器移植による記憶転移など、流行りのネタを組み込んでくるのはうまいと思うんですけどねぇ……。それが怖さにつながることを期待するばかりです。